『東京note 神楽坂』は、新宿区神楽坂エリアにある話題のお店・スポット等の情報をお届けする「街メディア」です。
神楽坂って「敷居が高いんじゃ…」なんて思われがちですが、最近は若い世代からも注目されている人気スポットになっています。
いつもよりちょっとだけお洒落してみたり、普段とは少し雰囲気の違うお店に行ってみたり。気ままに神楽坂の魅力に触れてもらえるよう、東京note編集部が日々実際に取材を行って得たリアルな情報・写真を掲載しています。
目次
「夏目亭」ってどんなお店?
神楽坂に限らず、フレンチレストランの「店名」は、フランス語から由来しているお店が多く、ほとんどが「横文字」だと思います。
神楽坂にある「夏目亭」は名前だけ聞くと、和食、日本料理、居酒屋、もしくは洋食屋、などが浮かぶと思いますが、、、意外にもフレンチです。
気取らずに仲間とワイワイできるビストロの「夏目亭」を、それでは早速紹介していきましょう!
アクセス
夏目亭は神楽坂の中で昔の面影を残している「芸者新道」にお店を構えています。
この芸者新道には名店が数多くあり、東京noteでも紹介している「ルブルターニュ バー ア シードル」や「九頭龍蕎麦」などもあります。
まずはお店へのアクセス・行き方を押さえておきましょう。下の写真を参考にしていただきながら向かってみてくださいね!
東京メトロ有楽町線・南北線『飯田橋』駅のB3出口から向かうと行きやすい位置。B3出口を出ると、神楽坂のメインストリート「神楽坂通り」が目の前に現れますので、それを上っていきます。
1分ほど歩き、右手にコンビニ(ファミリーマート)が見えたら、その横に走る路地に入りましょう。この路地は「神楽坂仲通り」と呼ばれる道です。
ここを数十m進むと、左手に「九頭龍蕎麦本店」という福井の郷土料理の和食店が見えてきます。その手前にまた細い路地が走っていますが、これが「芸者新道」です。ここを入っていきましょう。
芸者新道のちょうど中間あたりで、夏目亭は「2階」にあり、目印は「緑のひさし」です。
表に看板も出ていますので、わかりやすいと思います。
外観
夏目亭はビルの2階で、外からはお店が見えづらく、階段も奥まったところにあります。
日本料理の「谷むら」と書かれた階段を登って、2階の奥に緑のドアがあり、そこが夏目亭の入り口です。
内観
夏目亭の特徴は深いエメラルドグリーンのような、お店が「緑」を基調にしており、非常にオシャレな店内になっています。特徴的な緑と白のコントラスト、木目調のカウンター、額縁に入った絵画、オープンキッチンなどオシャレポイントが止まりません(笑)
デートや仲間とワイワイ料理やワインを楽しむと、素敵な時間が過ごせそうですね!
夏目亭の本格ビストロ
こんな素敵な空間でいただく夏目亭の本格ビストロを紹介していきましょう。
今回編集部は「ムッシュのお任せコース(6,450円 税込」を注文。魚と肉のダブルメインコースでお腹も大満足すること間違いなしのコースです。
前菜盛り合わせ
取材時には自家製スモークサーモン、お肉のテリーヌ、下には野菜のエチュべ、冷製ガスパチョという組み合わせでした。
どれも非常にレベルが高く、特に「自家製スモークサーモン」は、身はほとんど生に近いのですが、香ばしさが全体に移っており,味に深みが出ています。
冷製ガスパチョは濃厚でありながらトマトの酸味がとても爽やかな一品で、角切りの玉ねぎやパプリカなど食感のアクセントにもなっています。
魚料理 石ガレイのポワレ
この日は「石ガレイのポワレ」で、下にひよこ豆が敷かれており、粒マスタードのソースで頂きます。
石がれいは肉厚で、身がプリプリ、噛めば中から脂がジュワーと染み出してくるほどジューシーで、カレイの甘みを堪能することができます。
粒マスタードのソースは、アクセント程度にマスタードを感じ、カレイをより引き立たせており、そこにひよこ豆も一緒に口に入れれば、食感も楽しむことができます。
肉料理 山形県産米の娘豚のソテー
米の娘(こめのこ)豚というブランド豚で、お米とホエー(乳製品を作る際にできる成分)を混ぜて与えています。
非常に柔らかい肉質で、脂がしつこくなく、それでいて肉は旨味を秘めており、噛めば噛むほど脂と一緒に旨味を感じることができます。
ソースは少しサルサ系で、ピリッとスパイスが効いており、米の娘豚との相性は抜群です。
デザート
ココナッツのブランマンジェ、ルバーブのシャーベット添えでした。
ブランマンジェとはフランス語で「白い食べ物」という意味で、とても滑らかな舌触りにほのかな甘みが特徴的です。通常はアーモンドで作ることが多いのですが、夏目亭ではココナッツで作られており、風味が効いた濃厚な味わいになっています。
ルバーブは初めて聞いた方も多いと思いますが、日本では馴染みなく、フランスなどヨーロッパでは一般的に食べられている植物で、日本の食材に例えると、「フキ」のような姿形をしています。
栄養価も高く、特徴的な赤い茎は鮮やかな色合いを醸し出します。
少し甘酸っぱい味に仕上げられており、濃厚なブランマンジェとさっぱりのルバーブシャーベットの組み合わせは、あっという間に食べ終わってしまいます(笑)
こだわりの料理のレベルの高さに驚く
夏目亭はいかがだったでしょうか。フレンチですが堅苦しい雰囲気はなく、お店の方も仲間とワイワイするととても楽しい時間が過ごせるのでは?とおっしゃっていました。
デートももちろん最高で、広いカウンターで食事をすればきっと喜んでくれると思います。
神楽坂の裏路地にある隠れ家ビストロで、楽しい時間を過ごしてみませんか。
店舗名 | 夏目亭 | 定休日 | 水曜日、第1火曜日 | ||
---|---|---|---|---|---|
営業時間 | 平日 12:00~14:00、18:00~23:00/土日祝 17:30~22:30 | ||||
価格帯 | 昼 3,000〜3,999円/夜 8,000〜9,999円 | 電話番号 | 03-5206-5137 | ||
席数 | 30席 | 個室 | 無し | 禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |
利用シーン | デート、友人、仲間と | 背伸び度 | ★★★ | 予約難易度 | 早めの予約を推奨 |
編集部メモ | 神楽坂の「芸者新道」の2階にある夏目亭。おしゃれで綺麗なエメラルドグリーンの店内でいただく本格ビストロで、ワインの種類も豊富です。 デートや友人、仲間とワイワイ楽しい時間を過ごしてください。 |
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住所 | 東京都新宿区神楽坂3-2 林ビル2F 東京都新宿区神楽坂3-2 林ビル2F |
渡邉尚人
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