『東京note』は、都内で話題のお店・スポット等の情報をお届けするタウンメディアです。
いつもよりちょっとだけお洒落してみたり、普段とは少し雰囲気の違うお店に行ってみたり。気ままに街の魅力に触れてもらえるよう、東京note編集部がリアルな情報を掲載しています。
イルボッリートって、どんなイタリアン?
今回ご紹介するお店は「イル ボッリート」。イル ボッリートは、イタリア国内でも“美食の町”として名高いエミリア-ロマーニャ州(イタリア北東部)の料理のみを扱ったイタリアンレストランです。
イタリアは南北に長くエリアごとに料理の特徴が大きく異なるため、「イタリアには、イタリア料理は無い」と言われることもあるのですが、その中でもエミリア-ロマーニャ州のみにスポットを当てたお店は都内を探してもそれほど多くはないでしょう。
そのような意味でもイル ボッリートは貴重なイタリアンなわけですが、そんな“希少種”なイタリアンが神楽坂の路地深くにあります。
まさに隠れ家という言葉がピッタリなその佇まいは、大切な人や友人・知人に紹介しても必ず「おぉ!」とワクワクビックリしてくれること間違いなし。今回はそんな「人に自慢したくなる」イタリアンを取材してきました。
イル ボッリートへの行き方
「イル ボッリート」とは、イタリア語で『茹で肉』という意味。その名前からもわかる通り、お肉料理にとてもこだわりのあるお店です。
様々なメディアでも取り上げられ、そのお肉料理の美味しさに多くの方々が舌を巻いているとのこと。期待がどんどんと膨らむところですので、早速向かってみましょう!
ただ、イル ボッリートは前述の通り神楽坂の路地深くにあるお店。その路地は「小栗横丁」と呼ばれ、神楽坂でも“知る人ぞ知る美食通り”と言われていますが、路地をくねくねと入っていきようやく辿り着くような隠れ家的な通りですので、神楽坂に慣れていない方だともしかしたら少し場所がわかりにくいかもしれません。
そのため、今回はお店へのわかりやすい行き方もご紹介したいと思います。後にご覧いただく外観・内観・料理写真含め、実際に編集部で訪問・撮影した写真を使いながら、わかりやすくお伝えしていきますよ!
さてイル ボッリートのある小栗横丁への行き方ですが、神楽坂の象徴とも言える「毘沙門天 善国寺」の横から入っていくと実はわかりやすいんです。そのため、まずは善国寺を目指しましょう。都営大江戸線「牛込神楽坂」駅A3出口から徒歩約5分ほど、神楽坂通りを緩やかに上っていくと善国寺が見えてきます。
神楽坂通りから善国寺を正面に見ると、左脇に路地があります。この路地を進んでいきましょう。
道なりに進んでいくと、十字路が出てきますが、これも気にせず直進。そのまま進んでいき、左手側の最初の路地を左折します。
すると、もうこの道が「小栗横丁」。どこかノスタルジックな雰囲気も漂う、知る人ぞ知る“美食の小径”の登場です。
このルートなら最初のスタート地点がまずわかりやすく、その後もほぼ道なりに進めばOKなので、迷わずたどり着けると思います。他のルートで向かうことももちろんできますが、かなり路地をくねくねと進まないといけないので、方向感覚に自信がない方は少し難しいかもしれません。
今回ご紹介したルートがオススメですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
イル ボッリートの外観・内観
それでは次にイル ボッリートの外観・内観をチェック!
小栗横丁にあるというだけでも、“神楽坂通”を唸らせるというもの。自ずと店舗の外観・内観にも期待が膨らみます。
外観
小栗横丁自体が非常に通好みな、しっとりとした神楽坂らしい小径となっていますが、その中でふと現れる温かな明かり。本場イタリアのカジュアルリストランテをそのまま日本に持ってきたかのような、そんな外観となっています。
小栗横丁の雰囲気と相まって、まさに「人に自慢したくなる隠れ家」と呼ぶに相応しい、極上の佇まいと言えるのではないでしょうか。
特段着飾るわけでもなく、外に置かれた立て看板や木製の扉などがイタリアの空気をそのまま伝えてくれています。
大切な人や友人・知人を招待したら、間違いなく「おぉ!」と感動してくれることでしょう。
そして「IL BOLLITO」と書かれたこの看板、めちゃくちゃお洒落!
家のリビングに飾りたいくらい気に入ってしまいました(笑)
こうやって外から見ていると、早く中に入りたくてウズウズしちゃうと思いますので(笑)、続いて内観のご紹介にうつりましょう。
内観
店内では、外に溢れていた温かな明かりが全体を包んでいます。
外観はまさに隠れ家的で、一瞬敷居の高さも感じる部分もあるかもしれませんが(小栗横丁の雰囲気のせいもある?笑)、店内はカジュアルでアットホームなムードです。
みなさん美味しいお酒と美味しいご飯、そして心弾む会話を気兼ねなく楽しんでいる様子。
店内入って左手側にカウンター席が10席、右手側にテーブル席が10席あります。決して広いわけではありませんが、逆にこのサイズ感が居心地の良さを際立たせている、そんな印象を受けます。
店内テーブル席側の壁には、イル ボッリートの食材を提供してくれている生産者さんたちの写真が飾られています。この辺りからも食材へのこだわりと自信をを感じますね!
取材時は土曜の18時頃にお邪魔したのですが、既に店内はお客さんでいっぱい。空いている席もリザーブで埋まっていました。さすが人気店!
デートや友人知人との飲み会・食事会など、幅広いシーンで使いたくなる、そして人にも勧めたくなる、そんなお店です。ただ個室は無いようなので、その点だけ予約などされる際はご注意ください。
イル ボッリートこだわりの肉料理
それではお待ちかね(笑)、イル ボッリートこだわりの料理とワインのご紹介にうつりましょう。
今回は事前に編集部で下調べしてぜひご紹介したかった料理と、お店オススメの料理の両方を注文してみました。どれも本当に絶品でしたので、とっても美味しそうな画像をお見せしながら見ていきますよ!
ちなみにイル ボッリートは、初来店のお客さんの場合、詳しく料理・ワインの説明をしてくれます。説明を聞いた上で食べると、また改めて素材の味・奥深さや、生産者さんのこだわりを感じられると思いますので、お客さん側としてもとても嬉しい心遣いですよね。
オススメの料理①:前菜の盛り合わせ
まずは前菜の盛り合わせから。前菜の盛り合わせは4種と6種の2つから選べます(4種:1,500円/6種:1,950円)。
この取材では2人でお邪魔しており、最初「せっかくだから6種の盛り合わせにしよう!」と意気込んでいたのですが、店員さんが「盛り合わせ以外にも色々と種類を召し上がられる予定であれば、4種がオススメですよ!」とご助言くださり、4種に変更(笑)。
お客さん想いの良い店員さんで嬉しい限りです(笑)。
コラーゲンとハムを煮込んでプレスした「チッチョリ」(写真手前)や、ペコロスという玉ねぎを甘酢漬けにした「アグロドルチェ」(写真中央)など、絶品の伝統料理が並びます。
特にチッチョリはねっとりまろやかで美味。アグロドルチェも甘酢が酸っぱ過ぎず、他の前菜との相性も抜群です。
そしてこのような美味しい料理には、やはりお酒が飲みたくなるもの(特に編集部は呑ん兵衛さんなので笑)。まずはビールからスタート!注ぎ方が非常にうまく、泡とビールの割合が最高です。まさに神泡でした(笑)。
Nextpage:次は“プリンなのにデザートではない!?”絶品チーズ料理が登場!
1
2