『東京note 神楽坂』は、新宿区神楽坂エリアにある話題のお店・スポット等の情報をお届けする「街メディア」です。
神楽坂って「敷居が高いんじゃ…」なんて思われがちですが、最近は若い世代からも注目されている人気スポットになっています。
いつもよりちょっとだけお洒落してみたり、普段とは少し雰囲気の違うお店に行ってみたり。気ままに神楽坂の魅力に触れてもらえるよう、東京note編集部が日々実際に取材を行って得たリアルな情報・写真を掲載しています。
目次
くずし割烹「枝魯枝魯」ってどんなお店?
「枝魯枝魯」、、、まず読めませんよね(笑)「ぎろぎろ」と読みます。枝魯枝魯は京都が本店で今や東京だけでなく、パリやハワイにまでお店を出店しています。
それから気になるのは「くずし割烹」だと思います。くずし割烹とは、京都の割烹の伝統や文化は守りつつ、内容や価格、スタイルを従来の割烹とは異なる形で(くずして)提供する新しい料理ジャンルです。くずし割烹が生まれたことによって、多くの人が割烹を気軽に楽しむことができるようになりました。
神楽坂でも大人気の枝魯枝魯のくずし割烹を早速紹介していきましょう!
「枝魯枝魯」への行き方(神楽坂でも、もっとも分かりにくい場所のひとつ)
枝魯枝魯への最寄駅は都営大江戸線の「牛込神楽坂駅」で、A3出口を出て1〜2分です。神楽坂駅、飯田橋駅からですと10分程度かかります。
牛込神楽坂駅からは「右に2回」曲がるだけで到着するのですが、神楽坂の中でも最も分かりにくい場所にお店がある、といっても過言ではありません!ランチ営業はやっていませんが、分かりやすいように、今回は昼間の写真で道案内を載せています。
お店に通じる道はこちら
写っていないですが、ここを一番奥まで進んでいきます。「久露葉亭」というお店のさらに奥です。
東西線「神楽坂駅」からの行き方
神楽坂駅からは「1a出口」を出て、左の坂をまっすぐ下って、飯田橋方面に歩いてください。一本道なので分かりやすいと思います。3〜4分歩くと「神楽坂上」という交差点に当たります。
信号渡って「右」に曲がって、一つ目の左路地を曲がるとお店に辿りつきます。
「神楽坂上」交差点
JR、東京メトロ各線「飯田橋駅」からの行き方
飯田橋駅からは「神楽坂下」という交差点から神楽坂のメイン通りの坂を登ってきてください。ある程度登ると今度は下りになり、「神楽坂上」の交差点に当たりますので、そこを信号を渡らずに「左折」してください。
飯田橋方面から「神楽坂上」の交差点
外観
枝魯枝魯は看板なども最小限、外観と呼べるものは白い壁しかありません。さらにお店の入り口も通りに面しておらず、狭いアプローチを通っていきます。まさに「知る人ぞ知る」という言葉ぴったりな枝魯枝魯を知っていると、ちょっと自慢できるかもしれませんね。
料理は毎月変わる4,500円コースのみ!これが「くずし割烹」だ
枝魯枝魯の料理はまさに一期一会。旬の食材を使ったコース毎月変更になり、同じ料理は出さないというのがお店のコンセプトになっています。
そして料理は「4,500円」のコースのみ提供で、「先付・前菜・向付け・椀物・くずし・酢の物・食事・甘味」という全8品で構成されています。編集部が取材させていただいたときは2月の料理をピックアップして紹介していきます!
向付け 旬のお造り3種盛り
ぶり、ボタンエビ、白魚の3種でした。冬〜春に向けて油もまだまだ乗っている魚で、白魚はほのかな甘みがあり、つるっとのど越し爽やかでした。ぶりとボタンエビは流石の代物で噛めば噛むほど甘みが増していきます。
椀物 蛤出汁のクラムチャウダー
クラムチャウダーは一般的には、アサリなど貝とベーコン、野菜を煮込んて、生クリームなどで整えた白いスープを想像するかと思いますが、ご覧の通り透明なお椀物です。
枝魯枝魯のクラムチャウダーのスープは蛤の出汁がベースになっており、白い塊はジャガイモのペーストを固めたもので、これがとても濃厚で出汁スープと絶妙なマッチで、新感覚のクラムチャウダーを食べている気分になります。
くずし 枝魯枝魯風肉じゃが
肉じゃがも完全にイメージを崩されました。甘辛く煮込まれた和牛と玉ねぎに対して、人参、ジャガイモ、ほうれん草のペーストが用意されていました。混ぜてもOKですし、一つずつ付けて召し上がっても、しっかりと肉じゃがだと言える味になっているから驚きですよね。
干し柿のアイスクリーム
干し柿は東京ではあまり食べることは少ないかもしれませんが、本店の京都は柿の生産地である奈良や和歌山に近いこともあり、柿を料理に使うことが多いそうです。干し柿のアイスクリームは京都本店でも大変な人気で、柿独特の甘みが引き出され、バニラアイスとこんなに会うとは知りませんでした。アイスクリームだけでなく、柚子ジュレやクッキーなど付け合わせも嬉しいですね。
まとめ:毎月訪れたくなる秘密の1店
隠れ家多い神楽坂において、もっとも辿り着きにくいお店の一つ「枝魯枝魯」。この立地を見つけるまで実に1年も時間をかけたと言います。知ってくれる人だけに知ってもらいたい、という信念からあえて奥の奥に店を構えていらっしゃいます。
提供される料理はどれも意外性、独創性があり、一品ごとに驚きを与えてくれる「くずし割烹」。毎月料理が変わってしまうため、出来ることならば毎月でも通いたいお店です。ぜひ皆さんもくずし割烹を思う存分味わってみてはいかがでしょうか?
店舗名 | 枝魯枝魯 神楽坂 | 定休日 | 水曜日 | ||
---|---|---|---|---|---|
営業時間 | 18:00-23:30 最終入店22:00 | ||||
価格帯 | コース4,500円(消費税別、ドリンク別) | 電話番号 | 03-3269-8010 | ||
席数 | 40席 | 個室 | 無し | 禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |
利用シーン | デート、友人と、会食 | 背伸び度 | ★★★ | 予約難易度 | 早めの予約を推奨 |
編集部メモ | 東京の中でも屈指の隠れ家であり、知る人ぞ知るとっておきのお店になる1店です。料理もコース4,500円のみというリーズナブルに割烹を味わうことが可能です。お酒を頼んでも2人で1万円に収めることができるのは嬉しい設定ですね。 |
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住所 | 東京都新宿区神楽坂5-30 東京都新宿区神楽坂5-30 |
渡邉尚人
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