東京note 神楽坂』は、新宿区神楽坂エリアにある話題のお店・スポット等の情報をお届けする「街メディア」です。
神楽坂って「敷居が高いんじゃ…」なんて思われがちですが、最近は若い世代からも注目されている人気スポットになっています。
いつもよりちょっとだけお洒落してみたり、普段とは少し雰囲気の違うお店に行ってみたり。気ままに神楽坂の魅力に触れてもらえるよう、東京note編集部が日々実際に取材を行って得たリアルな情報・写真を掲載しています。
目次
SECRETO BARって、どんなお店?
神楽坂には、超がつくほどの人気で数年先まで予約が取れない、いわゆる“予約困難店”が点在しています。中でも2017年秋にオープンした秘密のレストラン「SECRETO(セクレト)」は、美食家の間でも特に注目を集める存在。
マンションの1階、完全予約制で1日限定10名まで。“世界一予約が取れないレストラン”と言われたスペインの三ツ星レストラン「エル・ブジ」で腕をふるった経験を持つ藪中章禎氏がオーナーシェフを務めるSECRETOは、その圧倒的な料理のクオリティとプレゼンテーションによって、短期間で予約困難店の仲間入りを果たしました。
そんなSECRETOが、2019年1月から「秘密のBAR」の営業を開始したのを、ご存知ですか?
今や都内屈指の予約困難店となり、多くの人々を魅了し続けるSECRETOが展開するバーとは、一体どんな世界なのか。今回はSECRETOの秘密のバーに実際にお邪魔し、編集部が感じたその魅力を当記事にてご紹介したいと思います。
SECRETO BARの特徴・魅力
まずは簡単にSECRETO BARの特徴をご紹介しておきましょう。大人気店がひっそりと始動させた“秘密のバー”。そこには3つの魅力が詰まっていました。
SECRETOバーテンダーこだわりのドリンクが楽しめる
まず1つ目の特徴・魅力は、SECRETOのバーテンダーさんこだわりのドリンク(カクテル、ワイン、スパークリング、ビール、ノンアルコール等)が楽しめるということ。
時期や季節ごとにも提供されるメニューが変わったり、オリジナリティ溢れるドリンクが提供されていることも。例えば2019年の春〜初夏の頃には、「新茶のジントニック」というSECRETOらしい珍しいカクテルも用意されていました(こちらはバーテンダーさんが静岡の出身で、こだわりを持って用意されたジントニックとのことです)。
そのため何度訪れても違った味わい・フレーバーが楽しめる点が大きな魅力となっています。
レストランとは違い、当日1人でふらっと立ち寄ってもOK!
2つ目の特徴・魅力は、バーは予約なしで当日1人でふらっと立ち寄ってもOKということ。
大人気のレストランの方は完全予約制でかなり先まで予約が埋まっている予約困難店となっていますが、バーの方は「ゆっくりと寛げ楽しめる空間」というコンセプトをもとに、気軽に利用できるよう営業されています。
そのため「大人気のSECRETOだから、飛込みではきっと入れないんじゃ…」なんて思っていても大丈夫。ふらっと訪れて入り口のドアを開ければ、スタッフの方々が温かく迎え入れてくれますよ!
もし不安であれば、当日に「これから行きます!」とサクッと電話を入れておけばOK!バーテンダーさんが優しい笑顔で待っていてくれます。
藪中シェフと気さくにお話も楽しめる
そして3つ目の特徴・魅力は、レストランの営業時間後には藪中シェフがバーまで出てきて、お客さんそれぞれと気さくにお話をしてくれる点です。
SECRETOは、本当にお客様を大切にされている姿勢が随所に垣間見えるレストランで、その中で藪中シェフも全てのお客様ととっても明るく気さくにコミュニケーションを取ってくれます。
むしろシェフが「お客様とゆっくりお話がしたいからこのバーを作った」のだとか。
世界一のレストランで腕をふるったシェフと、バーでゆっくり楽しい会話をしながらお酒を楽しめる。そんなところもこのSECRETOバーならではの魅力と言えるでしょう。
このように魅力いっぱいのSECRETOの秘密のBAR。ドリンク・フードのお値段もかなりリーズナブルに楽しめるので、バーの常連さんたちからはその点も嬉しいところとしてよく聞かれます。
こんなに魅力が詰まったバーなら、つい行ってみたくなるのも頷けますね。
なお、SECRETOのレストラン営業やSECRETO全体の特徴等について知りたい方は、こちらの記事もご参考にしてくださいね!
SECRETO BARへのアクセス
続いてSECRETO BARへのアクセス・行き方をご紹介しましょう。SECRETOの秘密のバーは、SECRETOレストラン営業時のウェイティングバーの場所になりますので、バーに行きたい場合はSECRETOを目指しましょう!少し道がわかりづらいため、実際に編集部がお邪魔した際の道順を写真付きでわかりやすくご案内しますので、ご参考までにご覧ください。
SECRETOは都営大江戸線「牛込神楽坂」駅と「牛込柳町」駅の中間あたりに位置しています。最寄りは牛込神楽坂駅になりますので、ここからスタートすると短時間で到着できます。
まずA1出口から地上に出て、目の前に走る大久保通りを右方向(牛込柳町方面)へ進みます。
すると、「牛込北町」の交差点が見えてきますので、ここを左折して今度は「牛込中央通り」を市ヶ谷方面に向かって歩きましょう。
少し坂を登った後、1つ目の信号を右折します(右折すると左手側に「豚三昧」というお店が見えますので、これを目印にするとわかりやすいですよ!)。
そしてここから先は完全な住宅街。道も狭く少しわかりづらいかもしれないので、迷わないように注意してくださいね。
右折して路地に入ったら、しばらく直進しましょう。途中途中に細い脇道や少し形がいびつな十字路(下の写真)などもありますが、それらは無視してまっすぐ進みます。
そして十字路を過ぎて1つめの曲がり角が見えたら、ここで左折します。
左折した後は、右側に1つ曲がり角が出てきますので、ここを右折。小道・曲がり角の連続ですので、慎重に進んでくださいね。
T字路を曲がれば、あとは真っ直ぐ歩いていきましょう。1分ほど歩くと、右手側に秘密のレストラン「SECRETO」が入ったマンションが見えてきます。
本当に閑静な住宅街のど真ん中にひっそりと佇んでいるお店なので、方向感覚に自信がない方は、Googleマップと上の写真の両方をご参考にいただきながら向かってくださいね!
SECRETO BARの外観・内観
続いて店舗の外観・内観をチェック!SECRETOの店舗は、思わず息を飲んでしまうほどにお洒落でスタイリッシュな外装・店内となっていますので、とても優雅な気持ちになれます。
外観
SECRETOの秘密のバーは、前述の通りSECRETOレストラン営業時のウェイティングバーの場所を利用している形になりますので、外観はもちろんSECRETOレストランと同じ。それでもやっぱりこの外観の美しさ・隠れ家感は半端ないですね!
ごく普通のマンションの一階に、そのレストランへの入り口が用意されており、どこか神楽坂らしい和の凛とした雰囲気も感じる外観で、とてもスタイリッシュです。
内観
入り口のドアを開けると、早速バースペースが。入って右手には2〜4人掛けのテーブル席が2つ、左手にはカウンター席が7席並びます。
バーらしいムーディーな明かりと、スタイリッシュなオブジェも目を惹く空間です。
そしてこのバースペース一番の特徴は、何と言ってもカウンター前に大きく広がるグレーの壁。ここには来店したお客さんのサイン等が所狭しと書かれています。
この辺りからも、SECRETOがお客さんをとても大事にされていることが伺い知れますね!
とっても優雅で落ち着く店内。美味しいお酒がさらに美味しく感じられそうですね!
シェフ&バーテンダーこだわりのドリンクたち
そしてここからは、SECRETOのオーナーシェフ・藪中氏とバーテンダーさんこだわりのお酒・ドリンクのご紹介に入っていきましょう。他店では決して味わうことのできないオリジナリティ溢れたメニューが楽しめます。
今回はその中から、東京note編集部オススメのドリンクを中心にお伝えしていきたいと思いますので、来店時のご参考にしてくださいね!
オススメのドリンク①:ビール「イネディット」
まず最初はビールの「イネディット」(800円)。まるでシャンパンのような華やかさを持つ高級ビールで、香りが非常に爽やかでビールが苦手な方でもスッと飲めてしまうほどの美味しさ。
実はこの「イネディット」は、世界一予約が取れないレストラン“エルブジ由来のビール”。というのも、このビールはエルブジのシェフと総ソムリエが開発に携わり、ワインやシャンパンの代わりとしてセレブをもてなすために作られたものなんです。
従来のビールのように喉ごしで味わうのではなく、ワインのように鼻腔から抜ける香りや風味を味わうためのビールとも言われており、世界の各賞も多数受賞しているほど。
エルブジで腕を振るった経験を持つ藪中シェフらしいビールのチョイスと言えるのではないでしょうか。
オススメのドリンク②:SECRETO ジン・トニック
続いてのオススメは「SECRETO ジン・トニック」(1,500円)。
藪中シェフが特に強い想いをもつ「Monkey47」(ドイツのクラフトジン)を使ったジントニックで、スパイシーかつ上品な苦味と柔らかな口当たり、クラフトジンらしい複雑な香りも残った至極の一杯です。
フィーバーツリーというトニックウォーターで割られおり、力強い飲みごたえも感じられます。お酒好きな方にはたまらないジントニックなのではないでしょうか。
オススメのドリンク③:グリーンクーラー
3つ目は「グリーンクーラー」(1,200円)。こちらは季節や時期等によっては提供されていないメニューになりますが、あればいただきたい一杯です。
ミントが爽やかに香るロングカクテルで、すっきりかつ華やかな味わいが楽しめます。ミント系が苦手な方も意外と多いかと思いますが、このグリーン・クーラーなら間違いなくいける、そんな飲みやすさも感じます。
ロングカクテルなので比較的ゆっくり楽しめるドリンクですが、あまりの美味しさに一気に飲んでしまいたくなるかも(笑)。
オススメのドリンク④:アイリッシュコーヒー
最後は「アイリッシュコーヒー」(1,200円)。締めの一杯に最高な温かいカクテルです。
特にこのカクテルは、“ブルーブレイザー”と呼ばれるカクテル(ウィスキー等のアルコールに火をつけて、2つのマグの間を行き来させるカクテル)で作られているため、バーテンダーさんの華やかなパフォーマンスが見られます。
パフォーマンス中はその美しい青い炎の柱にうっとりと見惚れてしまうほど。これは必見ですよ!
そして味ももちろん美味。コーヒーの熱くほろ苦い風味が口いっぱいにジワっと広がり、なんともホッと落ち着く美味しさ。SECRETOバーに来たら、これを飲まずには帰れないでしょう。
その他、バーテンダーさんにリクエストすれば、その時の気分や楽しみたい味わいに合わせてカクテルを作ってくれますので、ぜひ色々なドリンクを味わってみてくださいね!
SECRETO BARのインスタ映え度は?
東京note編集部がインスタ映え度を勝手に判断しちゃう、このコーナー。今回の「SECRETO」の秘密のバーは、間違いなくインスタ映え度MAX!
店舗の美しさ・魅力はもちろんのこと、シェフ&バーテンダーさんこだわりの一杯はどれも非常にフォトジェニック。特にアイリッシュコーヒーの炎のパフォーマンスは、絶対写真におさめたい一枚となるはずです。
SECRETOは“秘密のレストラン”ですが、ブログやSNSへの投稿もOKになっていますので、インスタ内でも人気のグルメ系ハッシュタグをつけながら、SECRETOの秘密のバーの写真でインスタライフも満喫しちゃいましょう!
まとめ:「できることなら誰にも教えたくない。」 そう思わせてくれる隠れ家BAR
今や都内屈指の予約困難店となったレストラン「SECRETO」。そんなSECRETOが新たにオープンした秘密のバーは、レストランに匹敵するほどの魅力が詰まった至極のバーでした。
レストラン同様、お客さんを心から楽しませてくれるポイントが目白押しで、特にこだわりのドリンクの美味しさは格別です。
レストランは数ヶ月〜数年前から予約が必要な状態ですが、バーであればSECRETOの魅力を気軽に楽しめるのも嬉しいところ。
神楽坂にはたくさんのバーがありますが、このSECRETO BARはできることならあまり人に教えたくない、そんな気持ちを抱かせてくれるお店なのではないでしょうか。
でも、もっともっと多くの方々にこのお店の素晴らしさを伝えたいので、編集者として非常にもどかしくなる今日この頃です(笑)。
ECRETO公式HP:https://secreto-tokyo.com/
店舗名 | SECRETO (店内バースペース) | 定休日 | 月曜日・他2日間 | ||
---|---|---|---|---|---|
営業時間 | 21:00〜24:00 | ||||
価格帯 | 1,000〜2,999円 | 電話番号 | 03-6280-7330 | ||
席数 | 13席(カウンター7席、テーブル6席) | 個室 | 無し | 禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |
利用シーン | 友人・知人と、お一人で、デート | 背伸び度 | ★★★★ | 予約難易度 | 比較的容易 |
編集部メモ | 「SECRETO」は今や都内屈指の人気レストランとなり、予約が非常に困難となっていますが、バースペースで営業される秘密のバーであれば、当日ふらっと立ち寄っても楽しめます。開店時間となる21時頃に訪れれば、比較的すんなりと入店できるので、2軒目のお店としてゆったり過ごすにも最適です。 |
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住所 | 東京都新宿区二十騎町2-23 ランピオンイゴー 1F 102 東京都新宿区二十騎町2-23 ランピオンイゴー 1F 102 |
日比 海里
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