神楽坂『毘沙門天善國寺』を徹底紹介!アクセス・ご利益は?「嵐」の聖地巡礼スポットとしても人気?

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毘沙門天善國寺ってどんな場所?

神楽坂には2つの有名な寺社があります。1つは奥神楽坂エリアにある「赤城神社」、そしてもう1つが神楽坂通り沿いにある「毘沙門天善國寺」です。

今回ご紹介する毘沙門天善國寺は、厄除け・開運・商売繁盛・金運等のご利益があると言われ、連日多くの参拝者が訪れているパワースポット。

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また“神楽坂の象徴・シンボル”として街の人々からも昔から愛されているお寺で、神楽坂散策やショッピングの際のお参りスポット・待ち合わせスポットとしても大人気。今回はその『毘沙門天善國寺』の魅力を、東京noteが訪問レポートを通じてお伝えしていきます。


毘沙門天善國寺の歴史

訪問レポートに入る前に、予備知識を広げておきましょう。まずは毘沙門天善國寺の歴史から!

毘沙門天善國寺が創建されたのは、安土桃山時代の文禄4年(1595年)。実に400年以上もの歴史を持つ由緒あるお寺です。池上本門寺第12代の貫主を勤めた「佛乗院日惺上人」が初代住職で、場所は馬喰町に建てられました。

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ただ長い歴史の中、善國寺はたびたび火災に見舞われ、最終的には寛政4年(1792年)の火事を最後に現在の神楽坂に移転されたそう。

本尊にある「毘沙門天」は、江戸時代の末期にもなると庶民の尊崇の的となり、「神楽坂の毘沙門様」として信仰を集めました。その結果、芝正伝寺・浅草正法寺とともに「江戸三毘沙門」と呼ばれるようになります。

善國寺が神楽坂発展に大きく寄与

神楽坂の街が都内でもこれほど賑わいのある街になったのも、毘沙門天善國寺のおかげ。善國寺が神楽坂に移転されたのをきっかけに、多くの店が門前に移り、除々に民家も増えていき、明治初期に花街も形成されて華やかな街になっていったそうです。

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毘沙門天善國寺で行われていた縁日の盛り上がりも相当なもので、人出のために車馬の往来が困難になるほどだったそう。実は日本の縁日の“発祥の地”って、この毘沙門天善國寺であるのを、ご存知でしたか?

数々の文豪たちも善國寺周辺を闊歩

また夏目漱石をはじめとして、泉鏡花、尾崎紅葉、北原白秋など多くの文人たちも神楽坂や毘沙門天善國寺周辺をよく散策・闊歩していたことが様々な作品・文献に記録として残されています(下の写真は早稲田エリアにある新宿区立漱石山房記念館の漱石像です)。

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文豪から愛されていたことも、毘沙門天善國寺の歴史とその荘厳さなどが伺い知れますね!

現在は“嵐の聖地”としても人気

また近年ではジャニーズの人気グループ「嵐」の聖地としても毘沙門天善國寺は人気を集めています。


引用:フジテレビ「拝啓、父上様」ページ

嵐の二宮和也さんが主演したテレビドラマ「拝啓、父上様」(フジテレビ系列/2007年)ではドラマ内で善國寺が登場し、また嵐のメンバーが出演したドラマなどのロケ地を紹介する書籍「嵐の聖地」(鉄人社、千代田区九段南3)などの影響もあり、ファンが聖地巡礼スポットの1つとして善國寺を連日訪れて賑わっています。

 

毘沙門天善國寺のご利益は?

気になる“毘沙門天善國寺のご利益”は、主に「厄除け・開運・商売繁盛・金運」等があるそう。特に毘沙門天は古代ヒンドゥー教で金運と福徳の神様であったため、神楽坂の毘沙門天善國寺も財福・金運のパワースポットとしても近年人気を集めています。

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毘沙門天善國寺の年中行事は?

続いて毘沙門天善國寺の主な年中行事等を押さえておきましょう!善國寺では様々な行事・イベント等が一年を通じて行われており、多くの人々で賑わっています。

節分豆まき式

「鬼は外、福は内」と大声で唱え、除災得幸を祈る日本恒例の行事。毘沙門天善國寺では毎年2月3日14:30から200余名がお加持(仏の加護を受けて、災いをはらうこと)を受けて、豆を播きます(豆まきはだいたい15:30から開始)。

年男・年女はもちろん、そうでない方でも豆を播きたい方は申し込み可能です(初穂料は5,000円/お土産付き)。

花まつり

お釈迦様が誕生した時(4月8日)に、竜が天から香湯を注いだという話があり、日本では古来よりお釈迦様に柄杓で甘茶をかける習慣があります。毘沙門天善國寺では5日・8日に参拝者がお釈迦様の像に甘茶をかける行事が行われています。

ほうろく灸

ほうろく灸は、夏の土用の時期に行われる日蓮宗の修法行事。頭に「ほうろく」をかぶせ、火のついたもぐさを乗せて祈祷を行い、様々な体調不良(頭痛、夏バテ等)防止のご利益を得ることが出来る、江戸時代から続くまじないです。毘沙門天善國寺では、7月下旬のほおずき市の最中に実施されています。

山ノ手七福神めぐり

室町時代から信仰されてきた「七福神」(福をもたらす神様)を祀っている寺社を巡拝して開運を祈る行事「七福神めぐり」。この「七福神めぐり」は正月の松の内に巡拝することが多いですが、一年を通じて行うことができる「山ノ手七福神めぐり」もあります。

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毘沙門天善國寺はその「山ノ手七福神めぐり」の1つにも選ばれており、参拝や御朱印を求めて多くの方々が日々善國寺を訪れています。

山ノ手七福神めぐり コース例①太宗寺:布袋尊(豊かな暮らしと円満な家庭の守護神)

②稲荷鬼王神社:恵比寿神(漁業の守護と商売繁盛・開運の神)

③永福寺:福禄寿(長寿の神)

④厳嶋神社(抜弁天):弁財天(金運・縁結び・芸事上達の神)

⑤法善寺:寿老人(不老不死の霊薬を持つという長寿の神)

⑥経王寺:大黒天(開運厄除けの神)

⑦善國寺:毘沙門天(四天王として知られる商売繁盛・勝ち運・開運厄除けの神)

詳しくは新宿観光振興協会の公式HPもご参照ください。


毘沙門天善國寺へのアクセス・行き方

毘沙門天善國寺には東京メトロ「飯田橋」駅または都営大江戸線「牛込神楽坂」駅から向かうと近いのでおすすめ。今回は一番向いやすい飯田橋駅からのルートをご紹介します。

東京メトロ「飯田橋」駅のB3出口から地上に出ると、神楽坂のメインストリート・神楽坂通りが目の前に現れますので、それを上っていきます。

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坂を上っていく途中には、道の両脇に様々な飲食店や雑貨店がずらりと並んでいるので、時間に余裕がある場合はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。神楽坂ならではのお店が多いので、見ているだけでも楽しいですよ!

神楽坂通りをそのまま真っ直ぐ上っていき、中腹を少し過ぎたところの左手には、もう神楽坂のシンボル・毘沙門天善國寺が見えてきます。

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