【新宿・神楽坂】散策・文学デートにぴったり!文豪・夏目漱石が愛した神楽坂のゆかりの地を巡る!

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⑤新宿区立漱石山房記念館・漱石公園(終焉の地)

『相馬屋源四郎商店』を出て右、神楽坂通りをそのまま真っ直ぐ進んでいき、5分ほどすれば今度は早稲田通りへと道が繋がっていきます。そして弁天町交差点を曲がったところの近くには、夏目漱石が大正5年に息を引き取るまで9年間を過ごした家のあった場所『新宿区立漱石山房記念館』があります。

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夏目漱石生誕150周年を記念して建てられたこの記念館には『漱石公園』が隣接されており、園内には夏目漱石の胸像と猫の墓があります。

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また、夏目漱石の散歩道に関するマップも置かれていますし、作中に登場する百日紅(さるすべり)の木が植樹されていたりもするので、夏目漱石好きな方・文学好きな方は心が震えること間違いなしのスポットです。

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同記念館・公園は新宿区指定史跡にもなっていて、記念館内には漱石の展示物のほか、お洒落なカフェ(カフェ・ソウセキ(CAFE SOSEKI))も併設されているので、散策やデートの休憩にもおすすめです。

スポット情報スポット名:新宿区立漱石山房記念館
営業時間:10:00〜18:00
休館日:月曜日・年末年始
観覧料:一般300円、小・中学生100円
TEL:03-3205-0209
公式HP:https://soseki-museum.jp/
住所:新宿区早稲田南町7
アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂」駅より徒歩15分/東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩10分/東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅より徒歩20分

⑥夏目坂

そしてここからは更に夏目漱石とのゆかりの強いエリアに入っていきます。漱石山房記念館の横を通る山房通りから一本横道に入って、『夏目坂』方面へ進みます。

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途中右折を挟みながら道なりに数分進むと、見えてくるのがその『夏目坂』です。この夏目坂のある道は夏目坂通りと呼ばれており、馬場下町(ばばしたちょう)まで続いています。

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この坂の名前は夏目漱石の父・直克に由来しており、この辺りの大地主であった直克が自分の姓で呼んでいたのが人々に広まり、やがて地図にも載るようになったそう。この坂の途中に、夏目漱石誕生の地があります。

⑦夏目漱石誕生の地

夏目坂を早稲田駅方面にそのまま下っていくと、右手側に『夏目漱石誕生の地』があります。新宿区が漱石の偉業を偲び、この記念碑を生誕100周年に建立しました。

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夏目漱石は生後間もなく里子に出されましたが、すぐに生家に戻り、2歳の時に再び内藤新宿の名主塩原昌之助の養子に。そして21歳のときに夏目家に復籍しています。

幼少期にこの地で過ごしたことは随筆「硝子戸の中」でも記されているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

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⑧小倉屋

誕生の地のすぐ隣にある『小倉屋』は、夏目漱石のいくつかの作品の中で登場している酒屋さん。今はローマ字で「KOKURAYA」と看板で記されています。

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小倉屋の創業は1678年(延宝6年)と伝えられており、現在(2010年時点)の当主は15代目という超老舗。前述の随筆「硝子戸の中」では以下のように書かれています。

坂を下り切った所に、間口の広い小倉屋という酒屋もあった。もっともこの方は倉造りではなかったけれども、堀部安兵衛が高田の馬場で敵を打つ時に、ここへ立ち寄って、枡酒を飲んで行ったという履歴のある家柄であった。私はその話を小供の時分から覚えていたが、ついぞそこにしまってあるという噂の安兵衛が口を着けた枡を見たことがなかった。その代り娘の御北(おきた)さんの長唄は何度となく聞いた。私は小供だから上手だか下手だかまるで解らなかったけれども、私の宅の玄関から表へ出る敷石の上に立って、通りへでも行こうとすると、御北さんの声がそこからよく聞こえたのである。夏目漱石「硝子戸の中 十九」

漱石ゆかりの地として、こちらもぜひチェックしたいスポットです。

スポット情報スポット名:リカーショップ小倉屋
営業時間:10:00〜22:00
休館日:日曜日
TEL:03-3203-6660
公式HP:https://soseki-museum.jp/
住所:東京都新宿区馬場下町3 小倉屋ビル 1F
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田」駅2番出口より徒歩0分(約10秒)


まとめ:一味違った散策・デートコースとして「漱石ゆかりの地巡り」はいかが?

日本を代表する文豪・夏目漱石。今もなお多くの人々から愛される偉人の面影が、今回ご紹介したように神楽坂〜喜久井町のエリアにはたくさん残されています。

神楽坂はショッピングやグルメで訪れるのももちろん良いですが、いつもと違った楽しみ方として夏目漱石ゆかりの地を巡る散策や文学デートもおすすめです。ぜひ楽しんでみてくださいね!

◆今回散策した「夏目漱石ゆかりの地巡り」ルート

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