『東京note』は、都内で話題のお店・スポット等の情報をお届けするタウンメディアです。
いつもよりちょっとだけお洒落してみたり、普段とは少し雰囲気の違うお店に行ってみたり。気ままに街の魅力に触れてもらえるよう、東京note編集部がリアルな情報を掲載しています。
アルボールって、どんなお店?
神楽坂の街の中でも店舗数が和食と並んで多いのがイタリアン。多くのお店がひしめき合う中で、料理のクオリティの高さと“ある特徴”で人気を集める隠れ家イタリアンが、石畳みの小路・兵庫横丁にあります。
「ARBOL(アルボール)」と名付けられたそのお店は、今では神楽坂屈指の評判店となり、数々のグルメ雑誌やメディアでも特集されるほど。
自然派食材を活用した絶品創作イタリアンが楽しめて、デートや友人・知人との食事、合コンなどにもぴったりなそのイタリアンを今回は実食レポートでお届けし、その人気の秘密を解き明かしていきたいと思います。
実際に東京note編集部が訪れて感じた魅力をそのままお伝えしますので、ぜひお店選びのご参考にご覧くださいね。
ARBOLの特徴・魅力
実食レポートに入る前に、ARBOLの特徴・魅力についてご紹介しておきましょう。ARBOLには他店にはなかなかない大きな特徴が2つあり、それらが多くの人々を魅了して離しません。
特徴・魅力その①:古民家を改築した一軒家レストラン
まず1つ目の特徴は、店舗全体が「古民家を改築して造られている」ということ。よく一軒家レストランという表現をすることがありますが、ARBOLはその言葉を体現したお店で、店構えは“邸宅”そのもの。一見するとレストランとは全く気づかないような外観で、まさに「隠れ家」という言葉がぴったり似合います。
その象徴としてよく取り上げられているのが、入り口の門に掛けられた「古田」の表札です。
これを見ただけでは、誰しもが「ただの古田さんのお家」としか思わないでしょう(笑)。むしろ中の様子を覗きこむことすら少しはばかれるほど。
ただこの独特な店構えによって、ARBOLは“圧倒的な隠れ家感”を手にしており、他店と一線を画す存在として人気を博しています。大切なパートナーや友人・知人を招待すれば、驚きと喜びの声をあげてくれること間違いなしですね!合コンでもきっと大盛り上がり(笑)。
ちなみに古田さんの表札以外にも、きちんと店名が書かれた石の表札も用意されていますので、お店が見つけられない時はこちらを目印にしましょう(ただここは入り口ではないので、店内に入る時は古田さんの表札がかかっている方から入りましょう)。
特徴・魅力その②:屋上で収穫した採れたて野菜が味わえる
もう1つの大きな特徴・魅力は「店舗屋上で育てた採れたて野菜を味わえる」という点。ALBOLは前述の通り、古民家を改築して造られたお店なので、屋上も野菜が栽培できるようリノベーションされています。
そこで丁寧に育てられた野菜が、提供される料理にふんだんに使用されています。ALBOL自家栽培野菜たちの素材を活かした新鮮な味わいは、もちろん他店では絶対に味わえない代物。この点も、多くの方々から高く評価される理由の1つとなっています。
ARBOLへの行き方
ARBOLの特徴・魅力を知ると、実際の様子がさらに気になってきますよね!それではここからは、東京note編集部がお邪魔した際の実食レポートに移っていきましょう。
まずはARBOLへの行き方から。
実はARBOLは外観だけでなく、立地も“隠れ家過ぎる”場所にあります。初めて行く際はなかなか辿り着けない方も多いので、その道順を編集部で撮影した写真を使いながらわかりやすく解説したいと思います。
ARBOLは、都営大江戸線『牛込神楽坂』駅もしくは東京メトロ有楽町線・南北線『飯田橋』駅から向かいましょう。特に牛込神楽坂駅からの方がより店舗に近くわかりやすいので、今回は牛込神楽坂駅からの向かい方をご紹介。
牛込神楽坂駅の3番出口から地上に出たら、まずは右に進んで、「神楽坂上」の交差点を目指します。
交差点に着いたら神楽坂のメインストリート・神楽坂通りを飯田橋方面(交差点を右折)に向かって上っていきましょう。
1分ほど歩くと、右手に神楽坂のシンボル・毘沙門天善國寺が見えてきます。
そしてここからがポイント。ARBOLに行くには、その毘沙門天善國寺の真向かいにある極細の路地を入っていきます。この路地が非常にわかりづらい(一見すると路地なのかもわからないくらい目立たない)ので、下の写真を参考にしていただきながら、通り過ぎてしまわないように気をつけてくださいね。
路地に入ったら、そのまま真っ直ぐ進んでいきます。これほど細い路地でも、途中途中にはしっかり美味しそうなお店が並んでいます。神楽坂の奥深さを感じる道でもありますね。
細い小路を真っ直ぐ進んでいくと十字路も出てきますが、それもそのまま直進しましょう。
小さな階段を下りると、目の前の石壁には「ARBOL」の文字が。これで一軒家イタリアンARBOLに到着です。メインストリートから少し離れて、神楽坂らしい落ち着いたエリアに佇むその店舗は、まさに秘密のお店・“隠れ家過ぎるレストラン”と言えるのではないでしょうか。
ちなみに上記写真の階段手前には、過去にミシュラン1つ星を獲得している韓国料理店『松の実』もあります。同店は1日限定4組しか予約を受けないという激レアなお店で、五味五色であしらわれた健康的で優しい味わいの九節板(クジョルパン)などの韓国宮廷料理が楽しめるので、興味がある方はこちらも併せてチェックしてみてくださいね!
ARBOLの外観・内観
続いてARBOLの外観・内観を見ていきましょう。前述の通りARBOLは一見すると一般的な邸宅にしか見えないレストラン。その外観の全貌や、改装された店内の様子にも自ずと期待が高まるところですよね。
外観
訪れる人が口を揃えて「本当に人の家だった」と話す、その外観がこちら。
うん、本当に人の家だ(笑)。
ごく普通の戸建て一軒家に、ごく普通の石壁、ごく普通の「古田さん」(笑)。石壁から中を覗き込むことすら少し背徳感を感じるほど、本当に一般の邸宅にしか見えません。これがレストランだとわかっていないと、まず間違いなく気づかずに通り過ぎてしまうでしょう。
店内に入る際も、ごく普通の玄関から入って家のドアを開ける形になっているので、開けるまでわかっていても少しドキドキとしてしまいます。この日常と非日常が入り混じったような、何とも形容できないワクワク感は、このお店でしかなかなか味わえない体験。一緒に行く友人知人やパートナーの方をびっくりさせたい場合にはもってこいのお店ですね。
内観
続いて外観と併せてこちらも気になる店内の様子です。ドアを開けて中に入ると、そこはもう邸宅ではなく、ガラス張りでオープンなレストラン。外観の様子からは想像できないようなスタイリッシュな造りで、これも来店者のイメージを大きく覆してきます(ただ元々は古民家ですので、靴を脱いでスリッパで過ごすスタイル。女性の方などはその辺りも踏まえて来店しましょう)。
座席は全部で60席。1階はオープンフロアになっており、入り口右手には大人数で着席できる長いテーブル席が、1階奥の中央にはキッチンスペースをぐるりと囲むようにカウンター席が用意されています。
またカウンター席横の少し奥まったスペースにはソファー席も用意されており、よりゆったりと過ごすこともできるよう配慮されています。こちらはデートでの利用などにもぴったりですね!
その他2階には個室も用意されているので、周りに気兼ねなく楽しい時間を過ごしたい場合は、こちらを予約するのがおすすめです。
取材当日はすでに2階個室は利用されていたので写真としておさめることはできませんでしたが、2階への階段・アプローチ等の様子は以下のようになっています。この辺りは古民家らしい作りがそのまま活かされていますね(お手洗いも2階にあります)。
外観・内観ともに、初めて訪れる人を必ず驚かせてくれる、そんな造りになっています。とってもスタイリッシュでお洒落な空間が広がっていますので、今話題の“おしゃ活”にもぴったりですよ!
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