東京note編集部が神楽坂の街にフォーカスしたワケ
『東京note』は、株式会社トリッジが運営する「タウンメディア」で、都内の“いつもよりちょっとだけ背伸びをして行ってみたい街”にフォーカスし、そのエリアにある話題のお店・スポット等の情報をお届けしています。
その『東京note』がフォーカスした第一弾の街が『神楽坂』。すでに200店舗以上のレストランやお店を実際に訪問し、その“訪問紀”を記事として書かせていただきました。
2019年4月にサイトをリリースして以来、多くの方々にご覧いただけるメディアに成長し、編集部としても街への恩返しが少しずつできてきたかなと実感しています。
『東京note』はタウンメディアということで、1つの「街」にフォーカスしているわけですが、そんなちょっと変わった・ユニークなメディアは世の中を見渡しても決して多くはなく、ましてやその中でも「なぜ東京noteは神楽坂に注目したのか?」という点も、当メディアをご覧いただいている方々にとっては不思議に感じられているかもしれません。
今回は僕ら東京note編集部が「なぜ神楽坂の街にフォーカスしたのか」、そしてそんな僕らだからこそわかる「神楽坂という街の魅力とグルメタウンとしての凄み」について、お話ししたいと思います。
オフィスを神楽坂に移転
実は『東京note 神楽坂』というメディアを立ち上げるきっかけになったことがあります。それは特に面白い出来事が起こったわけでもなく、シンプルに“オフィスの引越し”でした。
環境を変えるべく新しいオフィスを探していたところ、神楽坂にちょうど良いレンタルオフィスを見つけたため、そこにオフィスを移転。この段階では「東京note 神楽坂」を立ち上げることになるとは、全く想像もしていなかったわけですが、このことがきっかけで僕ら編集部は、神楽坂の街にどっぷりハマっていくことになります。
小さいエリアに魅力的なお店・スポットが凝縮された街
オフィスを神楽坂に移転してから、もちろん毎日街を闊歩することになるわけですが、歩くたびに街の魅力に気づかされました。
風情溢れる和の雰囲気が楽しめつつも、“リトル・パリ”と呼ばれるモダンな表情も垣間見えたり。都内でも屈指のグルメタウンとして数多くのレストラン・和食店が点在していたり。他のエリアでもなかなか見かけないお洒落なアイテムや便利な生活雑貨に出会えたり。
決して広い街とは言えない神楽坂ですが、数えきれぬほどの魅力が溢れている。それが神楽坂であるということに、実際にこの街を拠点としたからこそ実感できたわけです。
特にレストラン・飲食店の数とクオリティは圧倒的。数十mも歩く間に、名店と呼ばれるレストランが複数軒を連ねていることも多く、まさに「グルメタウン」と呼ぶに相応しい。日頃のランチやディナー・飲み会でお店に困ることはあり得ないほど、バリエーション豊かでハイレベルなお店が街に“密集”していました。
僕ら株式会社トリッジのメンバーはそんな街の魅力を目の当たりにしたことで、「なんて良い街なんだろう!」というストレートな感情が湧き上がると同時に、「この街の魅力をもっと多くの人に伝えたい!」という衝動にも駆られるようになっていきます。
「東京note 神楽坂」をリリース
そこで僕らは新しく「街の魅力を伝えるタウンメディア」として『東京note』を立ち上げ、その第一弾として『東京note 神楽坂』をリリースすることに決めました。
神楽坂は「敷居が高い…」なんて思われがちな面もありますが、もっと気楽に・気軽に神楽坂を楽しんでもらいたい。そんな想いを胸にリアルな情報をメディアを通じて発信していくべく、現在も日々取材を行いながら『東京note 神楽坂』の運営をしています。
神楽坂の魅力を伝えるべく200店舗以上のレストランを訪問・実食
特にレストラン・飲食店が神楽坂は多いので、その取材・訪問が自然と多くなるわけですが、そんなこんなでリリースから1年と数ヶ月の間に実際に訪問したレストランの数は実に200店舗以上。まだまだ伺えていないお店もたくさんありますし、新店も続々とオープンしているので、お伝えしたい情報は盛りだくさんです。
とりあえず、これまで東京note編集部が訪問したレストラン・飲食店さんの一部をご紹介したいと思います。今回の記事では簡単な紹介だけになってしまいますが、詳細について綴ったレポート記事へのリンクもつけてありますので、興味がある方はぜひそちらもご覧ください。
和食
神楽坂といえば和の情緒溢れる街なので、実際に和食のお店が数多く点在しています。クオリティ面においても非常にハイレベルで、どのお店を選べばいいか迷ってしまうのは間違いありません。
和らく
神楽坂を代表する隠れ家和食店『和らく』は、住宅街の中の細い路地を進んだ先に店舗を構えるお店で、店舗は築50年以上の古民家を改築して造られています。和らく名物「牛タン江戸味噌シチュー」はまさに絶品。
季彩や ひで
ミシュランガイドで2年連続ビブグルマンを獲得している名店『季彩や ひで』。愛媛県宇和島出身のご主人が愛媛や宇和島の特産を使った至極のメニューを提供しているのが特徴で、その時期の旬な宇和海の魚を味わうことができます。
枝魯枝魯(ぎろぎろ)
「ぎろぎろ」というちょっと読み方の難しいお店ですが(笑)、従来の割烹とは異なる形で(くずして)提供する「くずし割烹」が楽しめる名店。料理はまさに一期一会ということで、旬の食材を使った月替りのコースが1種類のみのスタイル。神楽坂屈指の隠れ家店でもあります。
おいしんぼ
神楽坂らしさいっぱいの石畳の路地にある『神楽坂 おいしんぼ』。旧日本家屋をそのまま活用した店舗は、神楽坂の溢れる情緒をストレートに感じることができ、ドラマの撮影でも度々登場するほど雰囲気のあるお店です。
神楽坂 和食 千
情緒香るかくれんぼ横丁に佇む名店『神楽坂 和食 千』では、季節の彩も鮮やかに、舌も目も嬉しい料理の数々が楽しめます。また料理だけでなく、非常に丁寧な接客も人気の理由の1つ。
カド
神楽坂の中でも最も和情緒溢れる雰囲気を持つ割烹・小料理店『カド』。築70年を越える日本家屋を改築して建てられたお店です。「土間」では立ち飲みも可能となっているので、仕事帰りにふらっと立ち寄るのもおすすめ。
石臼挽き手打 蕎楽亭
『石臼挽き手打 蕎楽亭』は過去にミシュラン1つ星を獲得している蕎麦店。会津産のそば粉を自家製粉して手打ちする伝統的な蕎麦が人気で、現在はランチ・夜ともに行列必至となっています。
清水
割烹・小料理店『清水』は、“大正ロマン”を感じさせてくれる雰囲気が魅力の人気店。料理のクオリティも非常に高く、「Best of TOKYO Restaurant50」2020年版にも選出されているほど世界的に高い評価も受けています。
あげづき
都内屈指の人気を誇るとんかつ店『あげづき』は、「南の島豚」という最高肉質のブランド豚のとんかつが楽しめるお店。自慢のとんかつは、ふわふわな食感の中にたっぷりの肉汁を閉じ込められていて絶品です。
その他こんなお店も!
その他、焼肉の人気店『神楽坂 翔山亭』や焼き鳥『鳥幸』など、お肉の美味しいお店もたくさん伺わせていただきました。以下の記事などで詳細はご覧いただけます。
フレンチ
神楽坂は和の雰囲気が楽しめるのと同時に、“リトル・パリ”の異名も持つほどフランスと縁のあるエリア。そのためフレンチのお店もたくさん軒を連ねています。“王道”とも言えるようなクラシックなフランス料理や、趣向を凝らした創作フレンチも楽しめます。
ビズ
カジュアルフレンチ『bisous(ビズ)』は、創造性豊かで工夫の凝らされた創作料理と、“美し過ぎる器・盛り付け”が女性に大人気。フォアグラを冷たく凍らせた“フォアグラアイス”や他店ではお目にかかれない球状の器に盛り付けられた前菜など、目でも美味しいお洒落な料理が楽しめます。
ラ・マティエール
『ラ・マティエール』は過去にミシュラン1つ星も獲得したことのある折り紙付きの一軒家フレンチレストラン。フランス語で「素材、材料」を意味する言葉が店名になっている通り、「素材」の良さ・旨味にこだわった名店です。
かみくら
『かみくら』は“和”と“リトルパリ”を融合させた和風創作フレンチの人気店。築70年の古民家を改装して建てられた店舗は、一見すると割烹や料亭のよう。和風満載な雰囲気の中で、フレンチの枠にとらわれない独創的な料理がリーズナブルなお値段でいただけます。
ボン・グゥ
“前菜が主役”という新しいスタイルのフレンチを提案している『ボン・グゥ』。メインにも負けない美味しい前菜だけをたくさん食べたい!そんな声に応えるべく、好みの前菜を好みのボリュームで提供してくれます。
BISITO(ビジト)
『BISITO』は南仏プロヴァンス料理が楽しめる隠れ家ビストロ。気さくな雰囲気が魅力のシェフ(伊藤洋平さん)とカウンター越しに楽しくお喋りしながら贅沢な時間を過ごすのも、おすすめの楽しみ方です。
その他こんなお店も!
フレンチといえばワインも欠かせませんが、ワインの美味しいお店もこれまでたくさん伺いました。以下の記事にもまとめていますので、詳細はこちらからご覧ください。
イタリアン
和食とフレンチのイメージが強い神楽坂ですが、実はイタリアンのお店も近年では数を増やしており、クオリティも都内トップクラス。「神楽坂のイタリアンに外れはない」とまで豪語する美食家の方もいるほどです。
イル ボッリート
イタリア語で「茹で肉」を意味する『IL BOLLITO(イル ボッリート)』は、エミリア-ロマーニャ州(イタリア北東部)の料理のみを扱った人気イタリアン。特に「茹で肉盛り合わせ」やこだわりの「プロシュット」は都内屈指との声も。
アズーリ
神楽坂で大人気のカジュアルイタリアン『アズーリ』。ランチ・ディナーともに大人気のお店ですが、ランチが「コスパ最強」との呼び声高く、平日・土日問わず本当に多くのお客さんがその味を楽しむべく押し寄せています。
アルボール
神楽坂のイタリアンの中でも“隠れ家中の隠れ家”と言われる予約困難店『ARBOL(アルボール)』。店構えはまさに“個人の邸宅”そのもので、入り口の門には「古田」の表札も掛けられていることで有名です(笑)。
坂の上レストラン
築50年の古民家を改装して造られた一軒家イタリアン『坂の上レストラン』は、独創的な創作イタリアンが楽しめる都内屈指のイタリアン。熟成黒毛和牛をはじめとした食材を国内・国外から取り寄せて作られるモダンイタリアンは、シェフの想像力と強いこだわりを感じます。
オステリア ラストリカート
『オステリア ラストリカート』は、兵庫横丁に佇む大人の隠れ家イタリアン。店舗は1階のカジュアルなオステリアと2階の洗練されたリストランテに分かれていますが、どちらでも絶品イタリアンが楽しめます。
その他こんなお店も!
イタリアンで人気のメニューといえばパスタは外せません。絶品パスタが味わえるお店もこれまでたくさん伺いました。以下の記事にもまとめていますので、詳細はこちらからご覧ください。
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